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はじめまして!獣医師・宿南章です


皆さま、はじめまして。
この度はホームページをご覧頂きありがとうございます。 デイリースタイルを開発しました、獣医師の宿南 章(しゅくなみ あきら)と申します。 

私は幼い頃から動植物が大好きで、これまで2000匹以上の動物(哺乳類、鳥類など)を飼ってきました。 熱帯魚などの魚類やカブトムシなどまで含めると10万匹以上を飼育しています。 もちろん今も何種類もの動物を飼っているほど、大の動物好きです。 

そんなことから、疾患を治すことへの情熱は「生き物」全般へと結びついて広がりました。

猫にとって必要な食事の基準

みなさまは、愛猫に人一倍愛情を注ぎ、健康にも気を使い、知識も相当お持ちだと思います。私より知識や経験が豊かな方も多いと思います。

ここでは、猫の進化の歴史をたどる、もう一歩踏み込んだ可愛い愛猫に必要なことを一緒に考えていければと考えています。 

猫の立場にたって、必要な食べ物を選択してほしい。人の立場、視線ではなくです。 

多くの猫は、最低限の栄養(穀物など)を人に分けてもらいながら、自分に必要なたんぱく質の多くは、狩りにより補給してきました。
しかし、猫がすべての食べ物を人により与えられるようにあることで、新鮮で、多様性に満ちた肉の栄養が摂り難くなっています。 

そのため理想の食事が与えられていたのではなく、人が与えてくれる食生活に必死に適応しようと努力し、猫が出来得る限りで人の与えてくれるものに寄り添おうと努力しています。

猫の食べ物の好き嫌いは、それに対する猫の欲求といっていいと思います。決して猫が一番食べたいものではなく、人が与えてくれるものを栄養としようとしたなかで、より心身が欲するものを選ぼうとするのだと思います。 
猫はとてもデリケートな動物です。
本来、ネコ科動物は、非常に鮮度の高い肉を必要としています。 

愛猫家ができることは、愛猫にとり本当に必要とされている新鮮で、野生に近い幅広さを持つ栄養を含んだものなのだろうか、その品質に耐えられるものなのだろうかという基準です。

栄養バランスのとれたフードの中で好きなものを選ばせることが重要!

「あなたの猫ちゃんは、何種類の必要なフードから食べるものを選べているでしょうか?」
多くの猫ちゃんは、ときどき違ったフードを求めます。それは、違う栄養を猫ちゃんが求めてるからです。 
では、こんどは皆さんに質問です。 

「みなさんが、毎日、同じ食事を365日 朝晩 続けると、飽きないでしょうか? 同じものだけで満足できるでしょうか?それで、栄養バランスはとれるでしょうか??」

日本人であれば、多くの人が、白いご飯とお味噌汁をベースにしながら、おかずを変えてゆきます。
猫も、バランスのとれたフードのなかで、必要とする栄養を補給できる食事が理想です。 

ここで重要なのが、どんなに好きであってもバランスのとれていない食事は、偏食だという部分です。バランスのとれた食事の中で、好きなものを選ばせることが愛猫の健康にとってとても重要なポイントといえるのです。ここを忘れないようにしたいものです。

6つの判断基準


愛猫のために愛猫家ができるフード選びは、

  1. 鮮度ができるかぎり高いフードを与える
  2. 人が食べるより鮮度の高いものを与える
  3. 穀物の匂いではなく肉の含有量が多いものを与える
  4. 多種類の肉の中から愛猫が必要な肉を選べるよう配慮してあげる
  5. 猫は肉食ですが、飢えたときに人間の穀物を食べて飢えをしのいだ歴史を持つので、ほんの少し穀物を配合してあげる(これは腎臓を蛋白過多から守る上でも有用です)
これらのフードが愛猫にとって負担の少ない良質なフードといえるでしょう。

さらに、6つ目として愛猫のルーツを考えると、ネコ科動物のほとんどが、大昔から『グリレス大目系の動物(旧・げっ歯類)』に分類される動物のグループを主要な食事としてきました。そのため、進化の過程から考えてもグリレス大目(旧・げっ歯目)にとして分類されるお肉を準備してあげることが必須だと考えられます。

現代の猫ちゃんの食事には、このグレリス動物の肉が足りていないからです。グリレス大目系の肉質栄養として、多くの猫科動物が重要な栄養として捕食しているウサギは必ず一度は必要性の観点から大切な愛猫に与えて頂きたいと思います。

以上、愛猫にとり6つの判断基準が役立つでしょう。

人間同様、ネコちゃんにとっても食事は最も重要です。私と一緒に 食事について考えていきましょう!
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